これからの水産業を持続可能にする

ASC/MSC認証取得サポート

ABOUT

私たちは、持続可能な漁業を目指し、ASC/MSC認証の取得に力を入れています。

ASC認証は養殖場、MSC認証は漁業を対象とする世界有数の認証制度です。 ASC/MSCの基準に適合するということは、持続可能で、環境や社会にも配慮した適切に管理された養殖場・漁業であることを意味します。

日本ではいまだ十分に浸透しているとは言えないASC/MSC認証制度。私たちは、未来の水産業をつくるため、積極的に認証取得に取り組み、持続可能な漁業を実現します。

BACKGROUND

世界中で海の環境が悪くなったり、魚が減ったりしています。
このような変化を受け、世界では持続可能な漁業が注目を浴び、ASC/MSC認証取得の動きが加速しています。

しかし、日本でのASC/MSC認証の普及率は低いまま。
今、漁師が困難の末、ASC/MSC認証を取得しても、その価値を理解した上で取引をしてくれる国内の量販店や消費者はごくわずかです。

私たちのビジョンは、次世代へと続く未来の水産業をつくること。
これからは漁師だけでなく、漁協や行政、スーパーや飲食店、そして消費者の全員が一緒に考えていかなければなりません。
私たちは、水産業に関わる全ての人を巻き込んでASC/MSC認証取得に取り組んでいきます。

RESULT

2018年、石巻湾支所・石巻地区支所・石巻市東部支所の宮城県漁業協同組合の3支所が合同で、ASC認証を取得しました。
2020年6月、弊社の理事・鈴木真悟が常務を務める株式会社マルキンが、銀鮭<銀王>のASC認証を取得しました。

ー<銀王>のASC認証取得の過程ー
2017年10月 日本初のAIPの取り組みを開始

※養殖漁業改善プロジェクト: Aquaculture Improvement Projectを略してA I Pともいう。漁業者、供給工程上の関連企業、NGOなどが協力して、持続可能な養殖業の確立をめざす組織的な取り組みのこと。一般的にはこの取り組みを通し、ASC認証の取得を目指します。

2020年6月  ASC認証取得

関連プロジェクト

フィッシャーマンジャパン・ブルーファンド

フィッシャーマンジャパン・ブルーファンド設立。 漁業団体とフィンテック企業が連携し、海の豊かさを守るための新しい投資・寄付の仕組みをつくりました。 ブルーエコノミーを牽引する企業から、採算ベースには乗りにくい水産業の担い手育成事業まで。水産業の枠にとどまらず、海に関する幅広い企業・事業が支援対象となります。 法人・個人からのインパクト投資と寄付を組み合わせた新しいファイナンスの形をつくることで、海というフィールドにより多くの人を巻き込み、持続可能な水産業の実現と海洋環境の保全を両立するブルーエコノミーの推進を図ります。 <投資対象> 水産業のみならず資源管理・海洋環境保全のための海のDX化、サステナブルな養殖エサの開発、海洋プラスチックの回収・リサイクル、海のサーキュラーエコノミーの実現、サステナブルシーフードの流通販売など、国内外の幅広い事業 <寄付対象> 短期的に収益が見込めないためこれまでボランティアや公金で行うことを余儀なくされていた水産業の担い手育成、ビーチクリーン、藻場再生(磯焼け対策、海藻移植)、サステナブルシーフードの普及・啓蒙など ※ブルーエコノミー:海を守りながら利用することで経済や社会全体をサステナブルに発展させていこうとする海洋産業のこと ※インパクト投資:従来の経済的なリターンの獲得に加え、投資を通じて社会的課題の解決を目指す投資のこと