水産業のしくみを変える

東北・食文化輸出推進事業協同組合

ABOUT

「東北の誰もが世界にアクセスできるインフラをつくりたい」

東北・食文化輸出推進事業協同組合は、水産業のみならず東北の食に携わる中小企業が集い、海外販路の拡大を目的に活動する事業協同組合です。同組合の立上げメンバーでもあるフィッシャーマン・ジャパンは、設立時に専務理事として参画。その後、海外経験豊富なメンバーが見込まれ、2018年より事務局機能を担っています。

2017年に宮城、岩手、山形から15社でスタートしたこの活動は、今では福島、青森、さらには新潟の企業も参画。水産、農産、畜産、菓子類や酒類など、30社を超えました。ゼロから開拓を始めた海外販路も、アジア、中東、北米、オセアニアなど、10ヶ国との取引に発展。さらには東北経済産業局、東北農政局、ジェトロ仙台、複数の自治体などが、連携支援機関として続々と名を連ねています。

東北には世界に誇れる多種多様な食材、食文化があります。企業連携で海外にチャレンジし販路を拓くことで、その発展を東北の活力とし、持続可能な産地としていくことを目指します。

BACKGROUND

地方の中小企業にとって、新規に海外販路を構築してゆくことは容易いことではありません。顧客候補との商談までこぎ着けても、その後の見積りや物流手配、決済を含めた貿易実務など、小さなハードルが積み重なり、海外輸出の実現を阻んでいます。

東北・食文化輸出推進事業協同組合は、2016年に民営化した仙台国際空港の後押しを受け、2017年に設立。法人格を有することで、東北の地域商社として、上記した各種貿易実務や、顧客との窓口業務を担います。

また、専任の事務局を置くことで、個別の商品提案に留まらない、多種多様な要望や連携への取組みが可能となります。

RESULT

2017年に設立以降、組合員数、連携支援機関数を年々増やし、活動を拡大しています。
2017年 設立
タイ・バンコク市内に臨時の東北アンテナショップを設置・運営
2018年 経済産業省が選ぶ、JAPANブランド育成支援事業に認定
2019年 タイ・バンコク市内で豊田通商タイランドと共同で「TOHOKU FOOD EXPO 2019」を開催
東北が世界に誇る飲料とグラスと食のマッチング「TOHOKU テロワール」プロジェクトを立上げ
2020年 タイ・バンコク市内で豊田通商タイランドと共同で「TOHOKU FOOD EXPO 2020」を開催
食材がJAL国内線ファーストクラスの機内食に採用
2021年 輸出に取り組む優良事業者 東北農政局長賞を受賞

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