水産業のしくみを変える

三陸水産イノベーションプロジェクト

ABOUT

以下4つのプログラムを通じて、志高き三陸の水産業者の変革を加速させ、三陸から日本の水産業にイノベーションを起こすプロジェクト。

①三陸の水産事業経営者を対象にした経営者塾「水産イノベーションキャンプ」
②三陸のイノベーションを世界へ発信する「三陸水産イノベーションサミット」
③副業・兼業で水産業のイノベーションに関わる「GYOSOMON!」
④未来が描ける働き方をつくる「三陸キャリアカレッジ」

この取り組みを通じて多くの挑戦が生まれました。
三陸から世界へ、私たちの力で水産イノベーションを起こします。

BACKGROUND

震災から10年が経過した今。

震災で失われた売り上げが回復しない状況が続いており、水産資源の減少、労働者不足等の様々な問題が山積しています。さらに新型コロナウイルスの感染拡大によるパラダイムシフトの中で、各社の事業変革、ひいては水産業全体の産業には変化が必要です。

三陸には、1000年に一度の大震災を乗り越え、コロナ禍にも果敢に立ち向かい事業変革に邁進する水産事業者が多数存在します。彼らを中心に三陸から日本の水産業にイノベーションを起こしていくことを目指し、2020年度は以下4つのプログラムを実施しました。

①社会が大きく変わりつつある今。地域を越えて事業者同士が学び合い、新たな事業を創造していくためのオンライン講座である「水産イノベーションキャンプ」

②三陸の水産業をアクセラレート(加速)・ブースト(起動)させる、ヒト・技術・カネ・志のオンラインマッチングイベント』の「三陸水産イノベーションサミット」

③報酬は魚払いで企業と副業人材をマッチングさせるサービス「GYOSOMON!」

④若手社員がやりがいを感じながら働くことができる職場づくりを目的に、社員、経営者双方に向けた研修を行う「三陸キャリアカレッジ」

また2021年にも開催が決定。FISHERMAN COLLEGE for YOUTH、GYOSOMON!、そして三陸水産イノベーションサミット。
水産業界だけでなく他業種からも注目が集まる取り組みとなっています。

RESULT

・2020年7月~9月 水産イノベーションキャンプ実施
宮城県から6社、岩手県から5社、青森県から1社の計12社12名が参加。自社戦略の再構築のみならず、地域を超えた経営者同士の繋がりが発展した3ヶ月となりました。

・2020年10月   三陸水産イノベーションサミット実施(4Days)
開かれた水産業を目指して、広い年代、属性に向けて情報発信を行い、狙い通り多種多様な属性の方に参加いただき、水産業に関心を持っていただくことができました。発表企業は18社、視聴者数はのべ1096人に上り、後日アンケート結果からは、全日程とも90%以上が「満足」「どちらかというと満足」を選択した結果に。
また、サミットに登壇したプレゼンターの方々と水産事業者、金融機関、水産業支援機関とのマッチング事例が生まれ、新たな可能性の広がりも見えました。

・2020年秋~   GYOSOMON!始動
6社が副業募集を行い、多種多様な経歴をもつ16名の副業人材とのマッチングが生まれました。

・2020年1月~2月 三陸キャリアカレッジ実施
宮城県から4社6名、岩手県から2社2名、青森県から1社1名、計7社9名が参加しての開催。全4回の企画を通して、水産業界に携わる若手社員当人のキャリア観の向上及び会社の枠を超えた仲間作りに寄与できました。また、彼らを雇用する経営者や組織にとっては、若手が描くキャリア計画(キャリア航海図)を受け止め、若手と共に自社が成長してゆくビジョンを描くきっかけにもなりました。


・2021年8月上旬~9月上旬 FISHERMAN COLLEGE for YOUTH
・2021年5月 GYOSOMON!
・2021年10月21日〜23日 三陸水産イノベーションサミット

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