2023.3.3

地元の高校生に水産業の魅力を体験してもらう「すギョいバイト」、石巻エリアが一体となって企画・実施へ。

「すギョいバイト」は、一般社団法人フィッシャーマン・ジャパン(代表理事:阿部勝太、以下FJ)が地元の高校生と一緒に企画した、石巻にしかない、海のアルバイト型職業体験です。石巻の水産事業者(漁師、水産加工会社、魚市場)や市内高校とも手を組み、石巻エリアが一体となって、地元の高校生に水産業の魅力を体験してもらうことを目指します。「すギョいバイト」の実施期間は3月25日から3月31日です(応募期間は3月17日まで)。

特設サイト
https://sugyoibaito.fishermanjapan.com/

 

■企画概要

「すギョいバイト」では、石巻を支える水産業に関わるアルバイト型職業体験を9種類用意しています。働きながら美味しい海産物を食べたり、普段は入れない現場を見学したりすることで、水産業の魅力を体験できる仕組みになっています。

実施日時:3月25日〜3月31日(この期間内のどこか1日でアルバイト型職業体験を行います)
※募集期間:3月17日まで

実施場所:石巻市内の漁師、水産加工会社、魚市場

実施内容:牡蠣養殖に関わる作業(種はさみや殻むき等)、ホヤ養殖に関わる作業(筏掃除やタマ掃除)、YouTubeへの出演、SNS発信、商品PR、菌検査等

募集人数:各内容につき2〜3名。計20〜30名程度
※いずれも時給1,000円。受け入れ各事業者から支払われます。
※今回受け入れ先となる事業者は全て労災保険に加入しており、高校生の安全を確保した上で本企画を実施します。

特設サイト
https://sugyoibaito.fishermanjapan.com/ 
※特設サイト内のラインアカウントを登録していただくことで、申し込みすることが可能です。

メインビジュアルのイラスト:板橋唯星(宮城県内の高校三年生)制作

本企画を周知するポスター・冊子・クリアファイルを、市内高校で掲載・配布しています。また、JR仙石線(マンガッタンライナー)や市内の商業施設、公共施設などでもポスターや冊子を掲載・配布します。

■企画背景

FJは、2015年7月に水産業の担い手を育成する「TRITON PROJECT」を立ち上げ、同年12月、石巻市より石巻市水産業担い手センター事業を受託しました。この7年間で県内外から40名を超える若者が水産業に従事しました(正組合員1名、准組合員4名が誕生)。

また、水産加工会社の将来の経営人材を確保する取り組みも始まり、2022年には市内3社に男女3人が入社。いま石巻の水産業では新しい就職のあり方が模索され、全国的にも注目を集めています。

そんな石巻の水産業の魅力と可能性を若い世代に感じてもらうべく、昨年のキャンペーンに続き、今年は地元の高校生が水産業の魅力を体験できる機会をつくることにしました。そこで企画段階から地元の高校生に参加してもらい、彼らにとって身近であるアルバイト形式で水産業に触れあえる「すギョいバイト」の実施にいたりました。

この企画は、高校生が地場産業である水産業と身近に関わる機会がない現状を打破するとともに、コロナ禍において減少した、高校生の職業体験の場の創出につながります。

FJや市内の水産事業者、高校が一体となって、地元の高校生に、水産業、さらには、石巻という地域自体を誇りに思ってもらうことを目指します。

  


■昨年の広告キャンペーンについて

2022年5月には、地元の高校生に水産の仕事に興味を持ってもらうべく、石巻市とともに初の広告キャンペーンを展開。電車や学校でのポスター掲示、LINEでの就業サポートを行いました。ポスターをご覧いただいた方から、「電車の中でみた。かっこいいと思った」「どんな人が働いているのか、もっと水産業のことを知りたい」など、多くの反響を寄せていただきました。そこで、今年は、高校生が水産業の魅力を体験できるリアルな体験イベントを実施することとなりました。