漁業の魅力を伝える
田代島オールドルーキー
ABOUT
若者が胸を張って漁師を目指せるように。
漁師を再び稼げる職業にするべく、熟練の漁師たちが魚価向上を目指し立ち上がった「田代島オールドルーキー」。
経験豊富な漁師たちが、いま再び「ルーキー」となり、新たな技を習得したり、新たな試みとして機材を導入したりと、さまざまな挑戦をはじめました。
「宮城県漁業協同組合石巻地区支所」を仲立ちに、地元の熟練漁師と「フィッシャーマン・ジャパン・マーケティング」がタッグを組んで魚価向上と販路拡大を通して漁業を盛り上げ、地域に貢献します。
魚の旨味を引き出すために漁師自らが施す活け締め、最新型の製氷機導入により実現した徹底された温度管理、幾多の海と魚を相手にしてきた熟練漁師だからこそ可能となる卓越した”目利き”、これらの工程を経た魚を、フィッシャーマン・ジャパン・マーケティングが独自の流通に載せて日本全国に届けます。
BACKGROUND
石巻は牡鹿半島、その西部に位置する田代島は豊潤な漁場に囲まれ、かつては漁業で栄えた地域です。しかし、時代の変化とともに人が減り、現在は人口約80人、そのうち漁師は17人となりいつしか島の稼ぎ頭は80代となりました。
このまま島も漁業も衰退してしまっては、漁師が後継者へ引き継げる職業ではなくなってしまう。
この状況に危機感を抱いた地元漁協と漁師が、島の漁業再生のために動き出しました。
獲れるだけ獲るこれまでの漁業を見直し、細やかに魚と向き合うことからはじめました。網の目を大きくし、小さな魚は網の目から逃げられるように工夫。これからもずっと漁業を続けていくために、できることを考え実行する。フィッシャーマン・ジャパン・マーケティングとの連携や、熟練の技を次世代に惜しみなく伝える担い手育成の取り組みもその一環です。
島の恵みが地域に貢献することを常に意識し、永続的な漁業のために、田代島の未来のために。
RESULT
「オールドルーキー」の手により一手間も二手間もかけられた魚は東京の飲食店でも食されるようになりました。また、大手量販店に設けられたフィッシャーマン・ジャパン・マーケティングの鮮魚コーナーでは1年を通して島で穫れたの鮮魚を販売。「田代島の魚」を目当てに来るリピーターもつくほどに。