2020.6.30

てれまさむねで紹介されました

昨日NHK総合「てれまさむね」にて、牡鹿半島にある竹浜で就業中の新人漁師・中村一心くんと親方の阿部輝喜さんが紹介されました。

昨年行われた1泊2日の漁師学校「TRITON SCHOOL」に参加し、この浜で働きたい!と熱望した中村くんを受け入れたのが、講師を勤めていた阿部さんです。阿部さんは、震災を機に、自分のことだけでなく、これからの浜のことを考えるようになったと言います。

「やる気のある新しい人を受け入れて、若い世代の新しい考え方を取り入れていけば、もっともっと活気のある浜になっていくはず」

就業から丸3ヶ月。
メキメキと実力をつけていく中村くんを「今では、なくてはならない存在」と目を細めて語る阿部さんの姿が映し出されていました。

今ではトラックを回して、半島から市場に魚を運ぶのも、中村くんの仕事です。

仲良く言い合いをしながら作業する姿は、家族のようにも友達のようにも見えました。

「魚に触れること。船に揺られること。屋根のないところで働くこと。思った以上に汚れるし、汚いし、匂いだってする。でも、楽しい」

日に焼けた顔でにっこりと笑う中村くん。
事務所に遊びに来てくれるたびに、できる仕事が増えていくことがうれしいと報告してくれます。

漁師になりたいと飛び込んで来た一人の若者と、彼を迎え入れた一人の漁師。
この小さな出会いが、浜の未来を変えるかもしれません。

想像していた以上のカラフルな新しい未来へ向かって。
水産業の未来をつくろう。一緒に。