2020.3.11
2020.3.11
1日降り続いた雨があがり、洗いたての空に強い風が残りました。
あの日から流れ続けた時間のように、休むことなく吹き続ける強い風が、柔らかな雲を遠くへ運んでいきます。
今日ばかりは、それぞれが立ち止まる日です。
「あるもの」は、ある。
「ないもの」は、ない。
ときに諦めのように、ときに励ますように。
何度も繰り返し呟いてきた9年の月日。
もう二度と失ったものを取り戻すことはできません。
私たちにできることは、ここに「ないもの」を強く強く思い描きながら、今「あるもの」を大切にしていくことです。
漁師になりたいという若者を迎え、地域の人とともに育てること。
水産業をもっともっと可能性のある開かれた業界にしていくこと。
この海を守り、たくさんの人と分かち合い、未来へと続く希望の産業にしていくこと。
今私たちのそばにあるのは、あの日と変わらない海と、志をともにする仲間です。
これを読んでくださっているあなたも、私たちの仲間のひとりであり、大切な「あるもの」です。
思いの持った人間が集まり、チーム一丸となって進んでいくことが、未来の水産業を切り拓く一歩になると私たちは信じています。
これからも、この小さな街の、それぞれの浜から、私たちは声をあげ続けていきます。
いつか私たちの思いが強い追い風となって、誰かの背中を押せますように。
ひとりでできないことは
みんなでやればいい。
いちどにできないことは
ひたすら続ければいい。
水産業に関わるあらゆる働き方の人を「フィッシャーマン」と名付けたら、できることがもっと増える。
きっと何かを変えられる。
集え。水産業の明日を担うフィッシャーマン。
限りなき挑戦は楽しい
2020.3.11 FISHERMAN JAPAN
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クラウドファンディング「子どもたちに豊かな海を残したい！」
たくさんのご支援をいただきありがとうございました。
ネクストゴール250万円に挑戦します。
引き続きよろしくお願いします！
