2021.8.23

フィッシャーマン・ジャパン、石巻と東京のクリエイティブファームと戦略的パートナーシップを締結。

一般社団法人フィッシャーマン・ジャパン(以下、FJ)は、FJのクリエイティブチームである合同会社さかなデザイン(代表:安達日向子)と元Appleのクリエイティブディレクターの岩井俊介が設立した合同会社ShunTokyo(代表:岩井俊介)と戦略的パートナーシップを結びました。震災後、石巻のクリエイティブに関わり続けてきた安達と岩井。彼らが作った二社とより強固に連携することで、新3K(=カッコよくて、稼げて、革新的な)の水産業の実現を目指します。

■日本の水産業をもっとクリエイティブに

FJは「新3Kの水産業を実現する」ことを活動理念として掲げ、漁師や漁村の課題をクリエイティブな方法で解決してきました。

その一つが、水産業の人材不足を解決する担い手育成事業「TRITON PROJECT」。インターネットを通じて全国から人材を募集することで、計37名の新しい漁師が誕生しました。旧来の閉鎖的であった漁村のあり方を打開しています。

人材不足以外にも多くの課題を抱える水産業。課題解決のためには、クリエイティブなアイデアはますます重要になってきます。そこで、震災後、石巻のクリエイティブに関わり続けてきた安達、岩井のチームとパートナーシップを結ぶことで、漁師・水産加工会社などの水産事業者とクリエイティブチームが一体となって課題を解決できる体制をつくります。

 

■これまでも、これからも。FJと二人の関係

安達は、武蔵野美術大学を卒業後、アートディレクターとしてFJに参画。2018年には、水産業の課題を解決するクリエイティブチームである合同会社さかなデザインを設立しました。FJと協働し、全国の漁師や漁村のブランディングを手がけ、今までになかった水産業の形をデザインしています。

岩井はAppleの日本で初めての、そして唯一のCreative Director, Writingとして、11年以上にわたり日本に向けたマーケティングコミュニケーションと日本語でのブランドボイスを担当。東日本大震災後には宮城県石巻との関係が生まれ、FJをはじめとする団体や企業のストラテジーとクリエイティブをAppleでの仕事とは別にプロボノ(無報酬)でサポートしてきました。

2021年8月、岩井がAppleを離れて合同会社ShunTokyoを設立したタイミングで、FJ、さかなデザイン、ShunTokyoが戦略的パートナーシップを結び、クリエイティブの面から水産業のイノベーションを推進していきます。

 

■会社概要

・合同会社さかなデザイン
「新3K=カッコいい、稼げる、革新的」の水産業を目指す三陸の漁師団体フィッシャーマン・ジャパンから生まれた、水産業に特化したクリエイティブチーム。漁業者や仲買人、水産加工会社といった水産業のど真ん中で活躍するプレイヤーたちと共に水産業の課題と向き合い、仲間を呼び込み、巻き込むことで未来の水産業をつくります。

https://sakana.design/

・合同会社ShunTokyo
Appleの日本でのクリエイティブを11年以上担当してきたクリエイティブディレクターである岩井俊介が作ったインターナショナルマーケティングファーム。ストラテジーの策定からクリエイティブの最終表現まで、Nike、Google、Appleといったグローバルブランドとの仕事で得た視点とスキルを国内外のクライアントに提供する。

https://shuntokyo.com