2025.2.5

すギョいバイト3、開催ー今年は新バイトが満載です

ナマコ漁、かまぼこづくり、ほやドル・萌江との水産PRなど、新バイトが大幅追加。より多様な水産業の現場が体験可能になった「すギョいバイト3」開催

ー地元の高校生に石巻の水産業の魅力を体験してもらう、アルバイト型職業体験ー

昨年大好評だった、水産業のアルバイト型職業体験「すギョいバイト」が、今年はさらにパワーアップ。すギョいバイト3では、水産事業者との連携をさらに強化し、受け入れ企業が昨年の10社から15社に増加。新たにナマコ漁やかまぼこづくり、ほやドル・萌江との水産PR体験など、多彩なアルバイト内容を追加。参加できる高校生の数も、昨年の約2倍となる50名に拡大します。水産業が盛んな石巻エリアがより一体となって、幅広い体験を通じて、地元の高校生に水産業の魅力を体感してもらうことを目指します。

特設サイト:https://sugyoibaito.fishermanjapan.com/

■「すギョいバイト3」概要
・実施日時:2025年3月22日(土)~3月31日(月)
※高校生はこの期間内のいずれか1日のみ参加可能
・募集期間:2025年2月5日(水)~3月7日(金)
・実施場所:石巻エリアの漁師、水産加工会社などの水産事業者
・実施内容:実際に海に出て働く作業から商品PRといった作業まで多彩な15種類
養殖業に関わる作業(牡蠣むき、牡蠣ばらし、牡蠣やホヤの採苗器づくりなど)/漬け魚やかまぼこづくりなどの水産加工・製造の作業/ナマコ漁の手伝い/商品PR(1日店長など)

・募集人数:各アルバイト内容につき2~4名程度、合計50名程度
時給:1,000円(受け入れ事業者より支払い)

本企画を周知するポスター・冊子・クリアファイルを、市内外の高校で掲載・配布しています。また、JR仙石線や市内の商業施設、公共施設などでもポスターや冊子を掲載・配布します。

■実施背景
FJは、2015年7月に水産業の担い手を育成する「TRITON PROJECT」を立ち上げ、同年12月、石巻市より石巻市水産業担い手センター事業を受託しました。これまでに約50名の若者が本事業を通じて石巻の水産業に従事するようになっています。

「すギョいバイト」は、本事業の一環として、コロナ禍で他地域からの人材確保が難しい中、地元高校生に水産業の魅力を伝える機会として2022年度にスタートしました。昨年度の「すギョいバイト2」では、50名近い応募の中から33名が参加。バイト終了後も牡蠣養殖の繁忙期に手伝いに行く生徒や、水産業界への就職を希望し企業に応募する生徒が現れるなど、進路選択につながる動きが生まれました。高校生の水産業への関心は確実に高まっています。

一方で、高卒人材の採用競争が激化する中、水産業界でも採用のハードルは上がっています。学校や企業からは「大学や専門学校への進学が増えている」との声もあり、地元を離れる前の高校時代に水産業の魅力を知ってもらうことが必要となっています。

今年の「すギョいバイト3」では、受け入れ企業を拡大し、より多くの高校生に水産業の現場を体験してもらうことで、将来的な担い手につなげる動きを石巻エリア全体で推進していきます。

■すギョいバイト3の主なアップデート
水産事業者との連携強化:受け入れ企業が10社から15社に増加。より多くの高校生が多様な水産現場を体験できるようになりました。
新規アルバイトの追加:ナマコ漁、ほやドル・萌江との1日店長体験、かまぼこづくりなど、新しい体験型アルバイトを追加し、よりバラエティ豊かなプログラムを用意。
受け入れ人数増加:受け入れ企業数の増加に伴い、参加可能な生徒数を昨年の約2倍となる50名程度に拡大。昨年までの応募過多に対応しています。

■ メインビジュアル作成ストーリー
今年の「すギョいバイト3」のメインビジュアルは、石巻西高校の探求授業「街ミッション」の一環として、高校生4名とともに制作しました。実際に水産業の現場に足を運んでもらい、水産業の魅力を自ら探してもらいました。
結果として、「すギョいバイト2」のビジュアルが表現した 「教室の外に広がる楽しい海の世界」 というコンセプトを踏襲しつつ、高校生からの意見を反映。特に「インパクトのあるタコを大きく描くと面白いのでは?」というアイデアが生まれ、そこからデザインの方向性が決まりました。
これらのアイデアをもとに、今年もAIを活用しながら高校生と一緒にワークショップを行い、みんなのイメージに近いビジュアルを模索。試行錯誤を重ねながら、高校生ならではの視点と水産業の魅力が融合したビジュアルが完成しました。